活動レポート

日本OECD共同研究で、
日本の夜間中学校の取り組みを報告しました

2022/08/30
国際共創プロジェクト 「壁のないあそび場-bA-」 場開きワークショップ に参加

SSI基幹プロジェクト「自らの生から公共の知を共創する次世代市民の育成に向けた教育の開発」(代表:岡部美香人間科学研究科教授)は、2022年7月より「日本OECD共同研究」に参加しています。
2022年8月27日(土)・28日(日)に、「日本OECD共同研究」の主催で、国際共創プロジェクト「壁のないあそび場-bA-場開きワークショップ 過去を超える/常識を超える/国境を超える」が開催されました。本基幹プロジェクトは、28日の10:00~10:50/11:00~11:50に、日本の夜間中学校に関する紹介と現状の報告をしました。

大阪の「夜間学級の今」を世界に発信

当日は、大阪府守口市にある「守口さつき学園」と東京会場をオンラインで繋いで参加しました。守口会場には、基幹プロジェクトのスタッフだけではなく、守口さつき学園夜間学級の生徒さん6人と先生方も集まってくださり、誰一人取り残さず、一人ひとりのニーズに応える教育を実践する夜間中学校の様子をお話ししてくださったり、夜間中学校で学ぶ経験や歓びをつづった作文を読んでくださったりしました。また、岡部(基幹プロジェクト代表者)や視聴者との質疑応答も活発に展開されました。終了後は、世界各国の視聴者から、「日本の夜間中学校には学びの原点があると思った」、「もっとたくさんの人に聴いてほしいと思った」、「とても温かい、優しい雰囲気だった」というコメントが寄せられました。

守口さつき学園夜間学級の生徒さんと先生による報告(右:岡部美香教授)