学術知共創プロジェクト

技術革新によって社会・経済の発展がもたらされる一方で、
現代社会は、人間とそれを取り巻く社会環境・自然環境が引き起こす様々な課題に直面しています。
その解決に大きな貢献を果たすと期待されているのが、
意味や価値を探求し、多元的な見方・考え方を提供することのできる人文学・社会科学です。

2020年9月、大阪大学は、文部科学省の委託事業「人文学・社会科学を軸とする学術知共創プロジェクト」を始動しました。
人文学や社会科学を中心とする新たな学術知の創造です。
人文学・社会科学、自然科学を含む多様な研究者、社会の実践家など様々な立場の人々が集まり、
未来の社会がどうあるべきかを考える共創のプラットフォームを構築します。

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プロジェクトの基本テーマ

人類社会にとっての重要課題の中から、人文学・社会科学の本質的・根源的な問いに基づく3つの大きなテーマを設定しました。
課題解決への挑戦を通して問いそのものを見直し、新たな学術知の創造を目指します。

Theme 1

将来の人口動態を見据えた
社会・人間の在り方

国連経済社会局の報告書「世界人口予測(World Population Prospects)2019年度版」によれば、一部の国と地域における急激な人口増加で、現在約 77 億人の世界人口が、2050 年には...

Theme 2

分断社会の超克

社会的課題の解決のためには、多様なステークホルダーの協働による包摂的なアプローチが必要です。しかしながら、現実には、民意の分断、世代間の分断、階層の分断など、様々な分断が...

Theme 3

新たな人類社会を形成する
価値の創造

今から30~50 年後の世界は、人口動態の変化や気候変動、科学技術の更なる進展等により、日々の生活だけでなく、国家像そのものの変容がもたらされ、地球規模での人類社会の価値の...