マンスリー・トピックス

F l a g s h i pの活動について

大阪大学社会ソリューションイニシアティブ 学生プロジェクト
学生団体Flagship

2023年11月
団体紹介

 Flagship は大阪大学大学院国際公共政策研究科の下で活動する学生団体です。
 高校生に大学での学びを体感してもらうイベントの運営を主な活動として、2021年に発足しました。
 私たちは、「世界に通用する人材を育てる」ということをミッションに掲げ高校生の探究活動の質を高めることを目的とした2つの事業を通じ、世界にイノベーションをもたらす人材を輩出することを目指しています。そのために、次世代を担う高校生同士が切磋琢磨し成長できる場を提供し続けたいと考えております。
 目的達成のために行っている2つの事業が、❶探究活動の集大成である発表の場としての「待兼山会議」と、❷探究活動のトレーニングの場である「Future Global Leaders Camp」です。どちらも大阪大学の豊中キャンパスで開催しています。トレーニングを積んだ上で発表 を行い、発表のブラッシュアップのためにトレーニングを積む…といったように、2つの事業が関わりあうことで研究と発表の質を高め、同時に全国の高校生同士が刺激を与え合う、新しい形の教育の場を創り出しています。
 また、目的実現のための一歩として、2025年に開催予定の大阪・関西万博いのち会議に参加することを検討しております。私たちが高校生も巻き込んで万博に参加できたらという思いをきっかけに、SSI にご協力をいただいております。
運営メンバーの様子

探究学習とは

 探究学習は2022年度から高校で必修化するなど、近年注目が集まっている分野です。探究学習とは、生徒自らが課題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていく学習活動のことで、現在注目を集めている論理的思考力や他者と共同する力を養うカリキュラムです。決まった答えがない学習であることから、より発言の機会や考えの共有が活発化することが期待されています。
 私たちは探究学習を通じて育まれた力は社会課題が多様化・複雑化する現代において求められる、「答えのない問い」に対応するためのスキルだと認識しています。

2つの事業

【待兼山会議】
 春に行われるメイン事業が待兼山会議です。「明日の世界を議論する」をコンセプトに、国際問題に対する日頃の探究活動の成果を高校生が発表する場です。待兼山会議の特徴は下記3点です。
①探究学習がテーマであること
②文系の研究を評価する場であること
③文系の中でも国際問題をテーマとした研究に絞った、 独自性のある大会であること
 この待兼山会議の面白さには、レベルの高い発表が高校生同士を刺激し、全国から集まる同年代の考えを知る場にもなり、意欲的な学生のモチベーションになる点があります。高校と大学の学びの架け橋となるような大会は、あると知っているだけで高校生のモチベーションになり、お互いに刺激を得られる機会となります。またこの事業を運営していて、参加してくれる高校生は皆とても意欲的で、大学生である我々も、勉強や研究の大きなモチベーションになっています。
 待兼山会議は国際問題にテーマを絞った大会ということで、基調講演にも力を入れています。例年、国際的な活躍をされている方をお呼びして、高校生に刺激を与えられるような場を提供しています。過去には、前・国際連合日本政府代表部大使・次席常駐代表の星野俊也先生をお呼びしています(現:国連システム合同監査団(JIU)監査官)。第8回待兼山会議(2023)の様子

【FGLC】
 夏に開催されるFuture Global Leaders Camp です。こちらは一言でいうと「探究活動強化合宿」で、グループワーク型の探究学習プログラムとなっています。待兼山会議と共通の特徴も含めFuture Global Leaders Camp の特徴は下記2点です。
①グループワーク型の探究学習合宿という、 独自性のあるイベントであること
②ロジカルシンキングやスライド作成を大学生が指導するイベントであること
 Future Global Leaders Camp では、同じテーマに興味のある高校生でグループが組まれるので、同じ問題意識を持った仲間と3日間で探究活動を完成させる、本当の学びあいを体感できる点が魅力です。また、今年度に開催されたFGLC2023では、SSI が提供してくださったいのち共感ひろばを使用させていただきました。充実した設備のもと、机上では学ぶことのできない現実問題を高いレベルで議論することができました。FGLC2023の様子

今後の展望

 私たちは「世界に通用する人材を育てる」というミッションを実現するため、この事業を全ての高校生に提供できるものにしたいと考えています。
 より高度な大学での学びを高校生のうちから体感することで、研究に意欲のある高校生の意欲をより高めることができると考えています。
 私たちが運営する事業に参加する高校生は関西圏の出身者が多いというのが現状です。そこで、より全国的な参加者を募ることができるよう、今回の待兼山会議は東京でサテライト会場も設ける予定です。Flagshipとして、全国の高校生に学びの機会を提供するための大きな一歩になると認識しています。
 また、SSI 主催の外部イベント参加やパネルディスカッション登壇等の機会をいただき、より多くの方々に事業への関心を持っていただけるよう、日々活動しています。
 全国に私たちの事業の提供範囲を広げることにより、2025年の大阪・関西万博においては全国の高校生との架け橋になりたいと思っています。10月14日に参加したSSIのイベント