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 第6回高校生「国際問題を考える日」で、栗本英世SSI副長が基調講演:高校生のためのSDGs入門

2019/05/14
2019年2月11日、WKCフォーラム 第6回高校生「国際問題を考える日」開催

WKCフォーラム 第6回高校生「国際問題を考える日」が、2019年2月11日、神戸市で開催された。主催は、兵庫県教育委員会、大阪大学、およびWHO神戸センター、後援はJICA関西、運営協力は、兵庫県立兵庫高等学校であった。会場は、神戸ファッションマート9階のKFMホールとエキジビションスペース。このフォーラムは、2013年度に大阪大学と兵庫県教育委員会が締結した連携協定からはじまったもので、高校生のグローバルな社会課題への関心を高め、コミュニケーション能力や問題解決能力の向上を図るとともに、課題に関する研究や実践の拡大、充実を図ることを目的としている。

(写真1.会場案内)

 

近畿・四国から約500名の高校生・高校教員が参加し、諸課題と正面から取り組む

第6回のフォーラムには、兵庫県内だけでなく、大阪府、和歌山県や高知県、徳島県の高校から、約500名の高校生・高校教員が参加して開催された。フォーラムでは、基調講演に続いて高校生4名によるパネルディスカッション「SDGsの実現に向けて」や、99件のポスター発表が行われた。高校生たちの関心のグローバルなレベルでの広がりと、諸課題と正面から取り組もうとする強い意欲が印象的であった。

(写真2.会場の様子)

(写真3.開始前のポスターセッションの会場の様子)

 栗本英世SSI副長による基調講演

SSI副長、栗本英世は、フォーラムの冒頭に「MDGsからSDGsへ――『だれひとり取り残さない』持続的開発のための世界的取り組みの目的と課題」と題した基調講演を行った。講演要旨は以下のごとくである。

持続可能な開発目標(SDGs)とは、2001年に策定されミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている、2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットから構成され、地球上のだれひとりとして取り残さない(leave no one behind)ことをスローガンに掲げています。MDGsが発展途上国を対象としていたのに対して、SDGsは人類全体の普遍的な課題であると言えます。本講演では、MDGsからの展開の経緯を踏まえつつ、SDGsの背景と課題を検討します。そして、日本に住む私たち――とりわけ高校生――にとって、SDGsの達成とかかわることがいかなる意味合いを持つのかを考えてみたいと思います。

約1時間の講演のあと、会場の高校生たちと講師とのあいだで、20分にわたる活発な質疑応答が行われた。