活動レポート

第3回SSIシンポジウムの御礼
命に向き合う知のつながり ー 未来を構想する大学

2021/03/19

 

3月16日、第3回SSIシンポジウムを開催し、500名を超える皆様にご参加いただきました。今回は文部科学省委託事業「人文学・社会科学を軸とした学術知共創プロジェクト」のキックオフ・シンポジウムを兼ねての開催となりました。シンポジウムにお力添えいただいた皆様、ご参加いただいた皆様、さらには日頃よりSSIをサポートしてくださっている皆様の支援の賜物です。心から感謝申し上げます。
今回は、「命に向き合う知のつながり」というテーマのもと、鷲田清一大阪大学名誉教授より、「学問と社会 再論」というタイトルで、ご講演いただきました。講演では、社会に向き合うときの大学や研究者の心得が論じられ、社会は専門家に対して正解よりも一緒に考えてくれることを求めていること、知性を私的に利用してはならないこと、社会と距離をとる「批評」と内部に入っていく「臨床」のバランスをとることなどが示され、最後に、「のびやかさ」と「チャーミングさ」をもって社会に開いていくことが提唱されました。
基調講演に続いて、社会課題に取り組み未来を構想する独創的な取組を5つの大学に紹介していただき、パネルディスカッションを行いました。「共創の場」とは何か?何のための共創か?「共創の場」の経験はどう言語化されるのか?について様々な視点から活発な議論が展開され、社会課題に向き合うことには大きな責任をともなうこと、その責任を果たす覚悟を研究者一人一人がもたなくてはならないことが論じられました。
今回のシンポジウムを契機に大学間の連携を強め、社会の様々な組織や個人とも連携することによって、多様で複雑な社会課題に向き合うためのネットワークを形成し、未来を共に創るムーブメントにつなげていきたいと思います。
今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

大阪大学社会ソリューションイニシアティブ長
堂目卓生

開催情報

・日時:2021年3月16日(火) 13:00~18:00
・場所:オンライン
・主催:大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)

・開催趣旨:
地球温暖化、天然資源の枯渇、食糧不足、新型の感染症など、人類の存続にとって深刻な課題が山積する中、学術、特に「人間とは何か」、「社会はどうあるべきか」を問う人文学・社会科学に対して、社会課題に向き合い未来を構想することが求められています。
今年度、この期待に応えるために提案された文部科学省の委託事業「人文学・社会科学を軸とした学術知共創プロジェクト」に大阪大学が採択され、社会ソリューションイニシアティブ(SSI) が企画運営を担うことになりました。シンポジウムでは、大阪大学元総長の鷲田清ー名誉教授に講演していただくとともに、様々な大学に関連する活動を紹介していただき 、未来を切り拓く大学間ネットワーク の構築につなげたいと思います。

プログラム

第1部「人文学・社会科学の可能性」
13:00 開会の辞 西尾章治郎 大阪大学総長
13:10 来賓挨拶 杉野剛 文部科学省研究振興局長
13:20 プロジェクトの概要説明
盛山和夫 事業総括者/東京大学名誉教授
13:30 今年度 の活動報告
堂目卓生 プロジェクト・マネージャー
13:45 講演「 学問と社会 再論」
鷲田清一 大阪大学元総長/名誉教授

第2部「未来を切り拓く大学間共創ネットワークの構築に向けて」
15:00 事例紹介
堂目卓生 大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ長
出口康夫 京都大学 人社未来形発信ユニット長
田口 茂 北海道大学 人間知X脳XAI研究教育センター長
大竹尚登 東京工業大学 未来社会DESIGN機構副機構長
小林信一 広島大学副学長
16:25 パネルディスカッション
堂目卓生、出口康夫、田口茂、小林信一、
佐藤勲 東京工業大学 未来社会DESIGN 機構長
モデレーター:井野瀬久美恵 甲南大学文学部教授
17:55 閉会の辞 三成賢次 大阪大学理事・副学長
18:00 閉会

お問合せ
大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ 企画調整室 ssi@ml.office.osaka-u.ac.jp