その他

国連本部で大阪大学SSIのSDGsへの取り組みを紹介

2018/07/18

ニューヨークの国連本部で2018年7月9日から18日まで開催された「持続的成長のためのハイレベル政治フォーラム」にあわせて、日本政府国連代表部が7月16日に国連でのレセプションを開催しました。これは国際博覧会(万博)の大阪・関西への誘致活動を兼ねたレセプションで、この中で関西SDGsプラットフォーム(http://kansai-sdgs-platform.jp/)がパネル展示を行い、関西での「持続可能な開発(SDGs)」への取り組みを紹介しました。大阪大学は関西SDGsプラットフォームの一員として、大学で唯一このパネル展示に参加しました。
レセプションの参加者は各国政府の国連代表部の職員や国連スタッフ、在留日本企業駐在員などで、テレビカメラも数台入り、万博誘致の特使であるピカチュウの着ぐるみの登場などで盛り上がり、日本でも大きく報道されました。
大阪大学としてはSSIをとりあげ、SSIの理念や、基幹プロジェクト「地域資源とITによる減災・見守りシステムの構築」や、協力プロジェクト「地域住民の死生観と健康自律を支える超高齢社会創生のための文理融合プロジェクト」について、英文でのパネル展示とパンフレットの配布を行いました。

 

SSI企画調整室から出張した中内政貴准教授が、大学として社会課題の解決とそれを通した研究の進展を目指してプロジェクトを行っていくと訴えると、多くの参加者が関心を示してくれました。特に、今年6月の大阪北部地震や7月の西日本豪雨水害などは、外国の参加者でも認識している方が多く、日本の直面する自然災害の詳細や、それに対する対策などについて多くの質問をいただきました。この点、「地域資源とIT」プロジェクトは、神社仏閣などの宗教施設からも協力を得るという点で斬新なアイディアとして関心を集め、テクノロジー先進国としての日本のイメージにも合致するようで、好意的なコメントを数多く頂きました。また、「死生観」プロジェクトについても、日本の高齢化や少子化問題の認知度が高いこともあり、日本の課題は先進国共通の最先端の課題だとして、日本がこの問題に答えを見出すことを期待するコメントを多く頂きました。
参加者の中でも特に高い関心を示してくれたのがコスタリカ政府の国連代表部職員でした。火山や地震、ハリケーンなど多くの自然災害に直面しているコスタリカでは、まさに政府が研究機関と一緒に減災に取り組むプロジェクトを計画しているとのことで、大阪大学の取り組みに対する高い期待とともに、日本とコスタリカの間で大学間の協力関係が築けるのではないかという提案をいただきました。コスタリカは非武装や国連平和大学のホスト国であるなど、日本の外交政策にとっても親和性が高い国であり、今後、協力の可能性を探る価値があると思われます。
歓談時間が実質1時間強の短い時間でしたが、可能な限り多くの参加者にSSIの活動を知ってもらい、共に考えてもらう貴重な機会となりました。そして、反応が非常に好意的で、強い関心を示してくれる参加者が多かったことから、SSI が国際的にも意味のある取り組みであることをあらためて確認することができました。