昨今、AIはさまざまな分野で恩恵をもたらす一方で、我々の意思決定プロセスにも介入し始めています。
そのため、一人ひとりがAIと人間の意思決定プロセスの関係について考え、その考えを社会に発信することが必要です。
本プロジェクトでは、学生や地域住民に対し、AIと人間の意思決定プロセスの関係について考える機会を提供し、得られた意見を発信することを目的としています。
●哲学カフェの実施:学生・地域住民を対象とし、AIと人間の意思決定に関する特定のテーマについて参加者同士で対話を行う哲学カフェを実施する。
●発信:本グループ公式HPとTEAM EXPO ミニミーティングなどにて、AIと人間の意思決定の関係について議論する意義や活動内容を発信する。
●提言:いのち会議の場で、AIと人間の関係について議論することの大切さと、求められるサイエンスコミュニケーションのあり方について、活動を通して得られた結果を発表する。
【プロジェクトメンバー】
瀨戸 ひろえ(代表)大阪大学大学院 人間科学研究科
KANG KIWON 大阪大学大学院 人間科学研究科
名取 大雅 大阪大学大学院 基礎工学研究科
岡崎 もも花 大阪大学 人間科学部
【プロジェクトの意義】
本研究は2つの社会的意義を有する。
1つ目は、市民がAIと人間の意思決定プロセスの関係についての考えを持つために、社会が市民に提供すべきサイエンスコミュニケーションのあり方が見出されることにある。これは、AIに関する倫理原則や利用規約の整備を進める行政にとって、新しく重要な知見となることが考えられる。
2つ目は、AIの開発者側が市民の視点から適切なAIの開発・利用の方法を検討できることである。
これは,AIを用いたサービスの開発を行う研究機関や企業がより良いサービスの提供のために必要とする知見であると考えられる。
- 研究キーワード
- AI, 意思決定プロセス
- 社会課題
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