「人文学・社会科学を軸とした学術知共創プロジェクト」の第10回ワークショップを、2022年5月16日に開催しました。今回は、本プロジェクトのキックオフからこれまでに各テーマで3回ずつ計9回実施してきたワークショップの議論を踏まえ、プロジェクトマネージャーの堂目卓生(大阪大学SSI長)のモデレーションのもと、「いのちを大切にする社会を目指して-学術知と大学の役割」をテーマに、本プロジェクトのテーマ代表者である大竹文雄(大阪大学感染症総合教育研究拠点特任教授)、稲場圭信(大阪大学大学院人間科学研究科教授)、出口康夫(京都大学大学院文学研究科教授)の3名が、本事業が掲げる「いのちを大切にする社会」に向けて、いのちの「脆弱さ」(vulnerability)を意識した「新しい価値」はどのようなものか、また、そのような価値を基礎とするオープンなコミュニティを形成する上で超克すべき分断は何か、さらには、そのためのコミュニケーションの在り方について探り、そのうえで、学術知(特に人文学、社会科学の知)および大学が、これらの課題にどう応え得るかを徹底的に議論しました。また、本ワークショップは収録形式で行われました。
ワークショップの様子は以下よりご覧いただけます。
およそ2時間程度の動画となっております。
動画視聴はこちら
用語集はこちらワークショップで取り上げた主な論点
1. いのちの「脆弱さ」(vulnerability)を基礎に置いた新しい価値はどのようなものか
2. オープンなコミュニティを形成する上で超克すべき分断は何か
3. 分断を乗りこえるためのコミュニケーションはどうあるべきか
4. 学術知および大学が果たしうる役割/今後のワークショップに向けて討論者
氏名 所属 役割 堂目卓生 大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)長 プロジェクトマネージャーモデレーター 大竹文雄 大阪大学感染症総合教育研究拠点
特任教授テーマ代表者
(「将来の人口動態を見据えた社会・人間の在り方」)稲場圭信 大阪大学大学院人間科学研究科
教授テーマ代表者
(「分断社会の超克」)出口康夫 京都大学大学院文学研究科
教授テーマ代表者
(「新たな人類社会を形成する価値の創造」)